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ニュースリリース

2011年11月8日

求人情報サービス「an」
離職中の理美容職、長時間勤務の改善がカギ
〜理美容業界「3年未満に離職」5割 理由に「薬品アレルギー」「体力」も〜

株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:高橋広敏)が運営する求人情報サービス「an」は、理容師・美容師の有資格者のうち、過去に資格を生かして働いた経験があるものの、現在は離職中の人(潜在的有資格者)を対象にした意識調査を実施しました。調査結果がまとまりましたので、お知らせいたします。

※詳細は、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しています。
http://weban.jp/contents/an_report/repo_cont/trend/20111107.html

【 調査結果 】

■潜在的有資格者の属性 — 30代女性、3年未満の経験で退職した人が多数
理美容職における潜在的有資格者164人の属性をみると、30代の女性が最多で、56.1%と半数を超えています。<図表1>。また、就業当時の在職期間を聞いたところ、「1〜3年未満」が32.3%で最多。「3カ月未満」(9.8%)から「1〜3年未満」(32.3%)までを合計すると全体の54.3%に上り、半分以上が3年未満で退職していることが分かります。<図表2>

■仕事を辞める理由 — 長時間勤務、給与に不満 アレルギーなど、理美容業界ゆえの理由も
次に、仕事を辞めた理由について聞いたところ、「業務内容の割に給与が低いから」(34.1%)が最多。次いで「精神的に疲れる仕事だから」(32.3%)、「1日に働く時間が長すぎるから」(30.5%)、「時間の融通がきかない・休みが取れないから」(28.7%)と、勤務日数や時間に関する項目が上位となりました。<図表3>

また、現職・離職中合わせた理容師・美容師216人に、就業時の勤務日数と時間を聞くと、日数は「週5日以上」(88.9%)、勤務時間は「1日あたり10時間以上」(47.7%)の人が多く、休みが少なく長時間勤務傾向の強いことが分かります。この労働時間に対し満足のいく給与金額ではないと、辞めてしまう状況がうかがえます。

一方、「薬品アレルギーなど、体質に合わなかったから」(15.2%)など、理美容職ならではの体質的な課題も見られました。元理容師・元美容師が辞めた理由は、給与や勤務時間、体質の問題など、労働環境上の課題が多いようです。

■再就職の条件 — 週3〜4日、パート勤務を希望が半数超える
潜在的有資格者のうち再就職意欲のある人(潜在的有資格者全体の31.7%)に、今後望む就業条件を聞いてみたところ、勤務日数は「週3〜4日以内」(55.8%)、勤務時間は「5〜8時間未満」(50.0%)、雇用形態は「アルバイト・パート」(53.8%)を希望する人が多いことが分かりました。

一方で、現職の理容師・美容師に、仕事を続けている理由を聞くと、「やりがいのある仕事だから」(53.8%)が最多、次いで「自分には向いている仕事だと感じているから」(44.2%)、「現在持っている資格を生かしたいから」(30.8%)、「仕事内容に興味が持てるから」(28.8%)と続き、理容師・美容師が継続して働くうえで、業務内容へのモチベーションが重要なポイントであることが分かります。<図表4>

これらの結果から、理容師・美容師に対して、給与や勤務時間への要望を聞くことはもちろん、業務にやりがいや達成感を得られる職場環境にすることが、離職防止への重要な要素となるようです。また、薬品アレルギーなど体質的な問題については、低刺激な薬品の選定など、スタッフの意見を参考にし、できることから着手することが必要となります。
このように、働く条件や環境を地道に変えていくことが、人手不足を解消するだけでなく、今後、新たに理容師・美容師免許を取得する若者の増加へも影響を及ぼすことになるのではないでしょうか。







【 調査概要 】
■調査対象
1.全国の20〜40歳の男女で、過去に理容師もしくは美容師に就業経験があり、現在は該当資格職に就業していない人
2.全国の20〜40歳の男女で、現在理容師もしくは美容師に就業している人
■調査方法
インターネットリサーチ
■調査時期
2011年9月9日〜12日
■有効回答数
1.164名 2.52名

本件に関するお問い合わせ先

http://www.inte.co.jp/corporate/other/inquiry.html